2010年06月27日

海亀の産卵(6月26日)

毎朝散歩する大戸海岸は、

海亀の産卵地として、関係者の間で有名な所です。

今年は、4月中頃に最初の一頭が産卵に上がり、

その後も数頭が、続いています。

海亀の産卵(6月26日)

毎朝の散歩と海岸掃除の時、知り合いになった人々の中に

海亀の監視をされている小林さんという方がおられて

とても興味深い、貴重な体験をさせて頂いています。

海亀の産卵(6月26日)

小林さんの説明によると

産卵する海亀は、約14日間隔で5~6回上陸して、

1回の産卵で100~150個の卵を産むそうです。

産卵に上がってくるのは、満潮の上げ潮の時で

産卵後、引き潮に乗って帰っていきます。

海亀の産卵(6月26日)

警戒心が強く、夜間人気の無いのを確認して上がってくるので、

懐中電灯の明かりなどがあると、引き返すそうです。

(ビーチパーティーの花火などは特に悪いらしいです。)

海亀の産卵(6月26日)

約14日周期なので、次に来る日がだいたい予想できて、

その日を中心に、夜の満潮前後の2時間ぐらいを集中的に監視します。

今回は満潮が明け方だったので、

明るい中で観察することができました。

海亀の産卵(6月26日)

産卵が終わり、一段落したところで

亀の体長、幅を計り、

前足に識別タグをつけます。

海亀の産卵(6月26日)

亀が海に帰ったあと、産卵場所を掘って

全ての卵を取り出し、個数と平均的な10個のサイズを計り記録します。

海亀の産卵(6月26日)

産卵後約12時間以内であれば、

取り上げて動かしてもよいそうです。

今回触らせてもらいましたが、

ピンポン玉より少し大きく、まだ殻は柔らかくて

強くにぎると潰れそうでした。

海亀の産卵(6月26日)

計測が終わると、全ての卵を

元に戻して砂で埋めて終了です。

海亀の産卵(6月26日)

5月2日には、我が家であった「ほっこりコンサート」(クリックで記事へ)で

沖縄に来てくれた、Tさん、Kさん家族も、 

幸運にも産卵に立ち会うことができました。

海亀の産卵(6月26日)

地元の人に亀のことを尋ねると、「知らなかった」り、「あまり興味が無い」 らしく

素晴らしい自然が身近にあるのに、とても残念な気がします。

産卵期間中の保護活動意識がもっと高まれば良いのにね~~。 シーサーオス シーサーメス





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Posted by おーみん at 15:10│Comments(0)海亀
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